パーソルクロステクノロジー様 第2回当日出た質問への回答と、追加の参考資料をここに足していきます。開催の時点で入っているのは、用語集・参考リンク集・シリーズの位置づけの3点です。セミナー後に内容が増えますので、同じURLをもう一度開いてください。
当日その場で答えきれなかった質問への回答と、追加の参考資料を後から足していく場所です。座学ページとハンズオンページを補うための置き場で、当日の進行そのものには使いません。
用語集、参考リンク集、シリーズ全体の位置づけの3点が入っています。用語集は座学とハンズオンで出てくる言葉を後から引くための一覧で、参考リンク集は当日の説明の根拠にした公式ドキュメントです。どちらも開催前から読める状態にしてあります。
質疑応答で出た質問と、その回答をこのページの最後に追記します。時間内に答えきれなかった質問も、後からここに載せます。追加の参考資料をお渡しする場合も、同じ場所に並べます。
当日は言葉の定義に長く時間を割きません。聞き慣れない言葉が出てきたときは、この一覧を開いてください。仕様に関わる記述は、下の参考リンク集にある公式ドキュメントを参照しています。
| 用語 | 定義 |
|---|---|
| ハーネス | モデルの外側にある、コードと設定と実行の仕組みをまとめた呼び方です。何を渡すか(入口)、何をさせないか(権限)、どう進ませるか(手順)、どう確かめるか(検証)、何を残すか(記録)の5つの面を決めます。同じモデルを使っていても、ハーネスが違えば結果は変わります。 |
| プロンプトエンジニアリング | 個々の指示文の言い回しを最適化する営みです。何をどう頼むかを整えて出力を改善します。1回のやりとりごとに書き直す性質があり、書いた内容は次の実行に持ち越されません。 |
| コンテキストエンジニアリング | モデルに望む挙動をさせるために、推論時にどの情報をコンテキストウィンドウへ供給するかを設計する営みです。システムプロンプト、ツール定義、過去のやりとり、外部データのどれを渡してどれを渡さないかを決めます。プロンプトが1回限りなのに対して、こちらは一度決めれば以降の実行すべてに効きます。 |
| LLM wiki | プロジェクトの決まり事・用語・禁止事項を、人ではなくAIが読むための形式でリポジトリ内に置いたものです。Claude Code では CLAUDE.md と、そこから参照されるファイル群が該当します。人が読む社内Wikiと違い、背景や経緯は省いて、判断に効く記述だけを置きます。更新されない記述はAIが現状として読むため、そのまま害になります。 |
| Human in the loop | 人が承認する地点を、AIの判断ではなくハーネス側で固定するという考え方です。AIに「必要なら確認してください」と頼む形は、確認するかどうかがAIの判断に委ねられます。承認の地点を設定ファイルやフックで決めておくと、判断のぶれが入りません。 |
| オーケストレーション | 親のエージェントが複数のサブエージェントを順に呼び出し、それぞれの結果を受け取って次へ渡す進め方です。今回のハンズオンでは、context-researcher が事実を集め、reply-drafter が回答を書き、policy-reviewer が判定するという3段の直列構成を扱います。 |
| セルフレビューループ | AIが作った結果を、AI自身に検証させる仕組みです。検証の観点は人が決めて、実行はAIに任せます。検証を通らなかったときに作り直しへ戻す経路まで用意しておくと、人が毎回見に行かなくても品質の下限が保たれます。 |
| 用語 | 定義 |
|---|---|
| Hooks | 決めた地点で必ず走る仕掛けです。Claude Code には、ツール実行の前に走って処理をブロックできる PreToolUse、ツールが成功した後に走る PostToolUse、応答の完了時に走る Stop、サブエージェントの開始と終了で走る SubagentStart / SubagentStop など、30種類を超えるイベントが用意されています(全一覧は公式ドキュメント)。設定は ~/.claude/settings.json(全プロジェクト)、.claude/settings.json(プロジェクト共有)、.claude/settings.local.json(プロジェクト非共有)の3階層で書き分けます。 |
| Skills | 関連する話題になったときにAIが自分で読み込む手順書です。YAML のフロントマターと Markdown の本文で書いた SKILL.md を、個人用の ~/.claude/skills/ かプロジェクト用の .claude/skills/ に置きます。Claude Code の Skills は Agent Skills というオープン標準に準拠しています。標準側で決まっているフロントマターの項目は name、description、license、compatibility、metadata、allowed-tools の6つで、それ以外は Claude Code の拡張です。読み込むかどうかはAIが判断するため、確実に守らせたい要件を書く場所ではありません。 |
| サブエージェント | 別のコンテキストウィンドウで作業して、結果だけを親へ返す仕組みです。定義はフロントマター付きの Markdown ファイルで、名前・説明・使えるツール・モデル・権限モードを宣言し、本文がそのエージェントのシステムプロンプトになります。置き場所はプロジェクト用の .claude/agents/ と個人用の ~/.claude/agents/ です。探索の過程が親の会話に混ざらない点が利点です。 |
| Plan モード | 実行の前に計画を出させるモードです。Shift と Tab で切り替えます。コードベースの調査は読み取り専用のビルトインサブエージェントへ委譲され、探索の結果は別のコンテキストウィンドウに隔離されたまま、メインの会話は読み取り専用を保った状態で計画が提示されます。計画の段階でサブエージェントの役割と権限を決めておくと、実行中に承認を求められる回数が減ります。 |
| ツールユース | モデルが関数を呼び出す能力そのものを指します。ファイルを読む、コマンドを実行する、外部のAPIを呼ぶといった操作は、すべてこの能力の上に載っています。何を呼べるかはツール定義としてコンテキストに渡されるため、ツールの数と説明文もコンテキスト設計の一部です。 |
| MCP(Model Context Protocol) | ツールや外部知識を供給する口の規格です。JSON-RPC 2.0 でホスト・クライアント・サーバー間のやりとりを標準化します。サーバーが提供する機能は、コンテキストやデータを渡す Resources、テンプレート化されたメッセージやワークフローを渡す Prompts、モデルが実行する関数を渡す Tools の3種です。現行版は 2026-07-28 です。この版では、初期化のハンドシェイクでセッションを張る方式をやめ、リクエストごとにプロトコル版と機能を宣言するステートレスな形になりました(仕様の版の一覧)。 |
ツールユースはモデル側の能力、MCP はその能力に対してツールを供給するサーバー側の規格です。MCP を使わなくてもツールユースは成立しますし、同じツールを複数のAIツールへ配りたいときに MCP が効いてきます。層が違うものなので、並べて比べないでください。
当日の説明の根拠にした公式ドキュメントと仕様です。当日の説明で数値や仕様に触れる箇所は、すべてこの一覧のいずれかを参照しています。仕様は更新されますので、手元で試す前にリンク先の最新表示を確認してください。記載の内容は2026年8月10日時点のものです。
フックのイベント種別と settings.json の記法が載っています。matcher で対象ツールを正規表現で絞る書き方と、command / http / mcp_tool / prompt の4タイプの使い分けもここです。code.claude.com/docs/en/hooks
SKILL.md のフロントマター仕様と、個人用・プロジェクト用・エンタープライズ・プラグインという4つの配置場所、同名だったときの優先順位が書かれています。code.claude.com/docs/en/skills
サブエージェント定義ファイルの書式と、Plan モードで調査を読み取り専用のサブエージェントへ委譲する挙動の説明があります。ビルトインの Explore についてもここに書かれています。code.claude.com/docs/en/sub-agents
エンタープライズ導入時のコストの目安と、/usage でセッション単位のトークン消費と利用枠を確認する手順が載っています。金額は変わりますので、当日表示をご確認ください。code.claude.com/docs/en/costs
Resources / Prompts / Tools の3種の定義と、トランスポート層をステートレス化した変更点が書かれています。仕様の版が上がることがあるため、最新表示での確認をおすすめします。modelcontextprotocol.io/specification/2026-07-28
プロンプトエンジニアリングとコンテキストエンジニアリングの違いを、Anthropic 自身が整理した記事です。今回の座学02と03の下敷きにしています。anthropic.com/engineering/effective-context-engineering-for-ai-agents
プランの種類と月額、含まれる利用枠が載っています。金額と枠は変わりますので、社内で検討される際は当日の表示をそのまま根拠にしてください。claude.com/pricing
/usage でセッション単位のトークン消費と残りの枠を確認する手順、コストを抑える使い方が載っています。code.claude.com/docs/en/costs
本サイトには、料金と利用枠の具体的な数値を書いていません。この種の数値は数か月で変わり、資料に書いた時点から古くなるためです。社内の稟議や見積りに使う数値は、上の2つの公式ページで当日の表示をご確認ください。
CA企画セミナー 技術トレンド解説シリーズは3か月ごとの開催です。各回は独立して完結しますので、前回に参加されていない方でも、今回だけで持ち帰れる形にしています。
| 回 | 開催 | 主題 | 扱う範囲 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 2026年5月21日 | エージェンティックエンジニアリング | Hooks・Skills・サブエージェントの3機能を、ログ要約エージェントという題材で1つずつ動かしました。部品の作り方を扱った回です。 |
| 第2回 | 2026年8月27日 | エージェンティックエンジニアリング2026 ハーネスとコンテキストの基本設計 | 今回です。第1回で作った部品を支える側へ進みます。コンテキストの中身と寿命、LLM wiki の置き方、ハーネスが決める5つの面、そしてサブエージェント3体を回すオーケストレーションを扱います。 |
| 第3回 | 2026年11月 | ハーネスエンジニアリング 2026 | 今回の土台の上で、ハーネス側を深く扱う予定です。複数のエージェントを同時に走らせたときの調停と、長時間動かしたときの破綻の扱いへ進みます。 |
| 第4回 | 2027年1月 | 調整中 | 主題を検討しています。決まり次第、開催案内でお知らせします。 |
当日の質疑への回答と、追加でお渡しする資料をここに並べます。開催の時点で決まっているのは、何を、いつ、どこに置くかまでです。中身は開催の翌週に入ります。
| 追記するもの | 時期 | 置き場所 |
|---|---|---|
| 質疑への回答 | 開催の翌週 | このページの下 |
| 時間内に答えきれなかった質問への回答 | 開催の翌週 | このページの下 |
| 質疑で名前が挙がったドキュメント | 開催の翌週 | このページの下(1文の説明を添えます) |
| ハンズオンの実行ログ | 開催の当日 | 配布ファイルの docs/ とハンズオンページ |
| 配布ファイル | 開催の当日朝 | ハブページとメール |
質問はセミナー中の ZOOM チャットのほか、開催後に事務局宛へお送りいただいても構いません。いただいた質問は、個人が特定できる部分を外したうえでこのページに載せます。
ZOOM のチャットとQ&Aでいただいた質問を、回答とあわせてこの下に並べます。時間内に答えきれなかった質問も同じ場所に載せます。追記の予定は開催の翌週です。
当日の説明を補う資料や、質疑で名前が挙がったドキュメントをここに並べます。追加する資料には、それが何であるかの1文を必ず添えます。